「コンビニ人間」はうらやましい
(ネタバレあり)
どことなくタイトルに惹かれるものがあった。コンビニ人間、現代が生んだ悲しき社畜の姿だろうか。
手にとってあらすじを読んですぐに買ってその日のうちに読んでしまった。
読み終えたあと私が主人公に対して抱いた感情は「うらやましい」だった。ハッピーエンドだと思った。(あるいはメリーバッドエンド)
最後に彼女は自分がコンビニ店員という動物であり、そのために生きていると確信する。自分にはコンビニの声が聞こえる。自分の手はお客様にお釣りを渡すためのものであり、コンビニのために身体を整えないといけないと思う。
そんな彼女を羨ましいと思った。
そんな体験なかなかないよねと思った。宗教的だと思った。
自分は学校も仕事も全然好きじゃないので、そういう天啓みたいなものにちょっと憧れている。
確信をもって人生を生きられたら幸せだろうなと思う。
現実的には宗教の力に頼らないと無理かな。。