宇佐見の日記

宇佐見のブログです 読んだ本のことや考えたことを書きます

アラド戦記の思い出

むかしむかし、10年前くらい前のこと、アラド戦記というネットゲームがあった。(今もある。12周年だって!)
当時中学生だった私は、友達のたかし君(仮名)に「これおもしろいで」と誘われて始めたのだった。
ちょうど土曜日の昼だったと記憶している。今も思い出せる。よく晴れた気持ちのいい気候だった。多分春ごろだと思う。
当時、私の家のパソコンはリビングに一台あるだけで、大して使われていなかったし性能もよくなかった。
恐る恐るゲームのexeファイルをインストールした。
キャラ(鬼剣士、当時は鬼剣士、ガンナー、格闘家だけだった)を作成し、すぐにたかし君をフレンドに入れた。たかし君はレベルカンストしていた。
 
たかし君はアラド戦記に課金しまくっていた。
今でこそFGOなどのソシャゲが趨勢を占めており、インターネットのゲームに課金するということはめずらしくもなくなってしまったが、当時はまだそうではなかったように思う。
パソコンいじってる奴はオタクだったし、オタクは当然のように迫害された。中学生は残酷だ。(今はそんなことないのかな)
始めた当初はアバターとかいったガチャ的なものはなくて、ゲームを有利に進めるためのアイテムを現実のお金で買うといったシステムだった。
 
レベルを上げて、強い武器を手に入れて、ダンジョンを攻略する。この一連の流れがおもしろくてたまらなかった。毎日毎日やった。たまにできない日があると、アラド戦記のことばかり考えていた。完全に中毒だった。
たかし君の他にもフレンドができて、パーティを組んでダンジョンを攻略するのも楽しかった。
結構いろんなことを話した気がする。ほとんどは深夜アニメのことだったと思うけど。
 
ハマりにハマって学校をサボって家でずっとゲームしてることもあった。親にバレて怒られるのが怖かったので数えるほどしかできなかったけど。
なけなしのお年玉を課金につかったこともあった。コンビニでwebmoneyを買ってきてそれで課金する。大人の階段を登った気がした。
 
中学校の記憶のうち5分の3くらいはアラド戦記で占められている気がする。
 
アラド戦記は中学を卒業するくらいまでやっていた。
あんなにハマっていたのに、やめるときは一瞬だった。
なんかの理由でパソコンが1週間くらい使えなかったのだ。それだけの理由でやめてしまった。あっけないものだ。
あれだけなにかにハマったことはあれ以来まだない。
当時の体験のせいか、自分はソシャゲにハマったことがない。あれははしかみたいなものだったのかもしれない。
 
 
なんで思い出したかっていうと、youtubeで当時のBGMを聞いていたからですね。
 
これを聞くと、実家のリビングでゲームしていたあのころを鮮明に思い出せる。
 
 
ところでハンゲームってまだあるんかいなと思って検索したらまだあって泣きそうになった。
ページを見ていたらスマートフォン用とかいう文言が出てきてどっひゃーってなった。時代の流れ!